GMD の使い方

目次


gmd.zipの内容

パソコンのスリープ回避と自動再起動回避の設定

「MetaTrader4」のデモ口座について

FXトレード・フィナンシャルの「MT4」のインストールとデモ口座の開設

「FXTF MT4」の起動と環境設定

通知タブの設定

GMDファイルの設置

現在表示中チャートの確認

チャートの削除

時間足の設定

データ出力のタイミングについて

新しいチャートを表示させるには

setgmdの実行

「GMD」インディケータの適用

適用インディケータの削除

出力ファイルフォルダの登録



出力ファイルの確認



拡張子の関連付け設定

default.gmdの内容

個別銘柄設定ファイルの内容

過去データの出力先フォルダについて

ストラテジーテスターの操作


gmd.zipの内容



 gmd.zipには6つのファイルをおさめてあります。

 gmd.txt : マニュアルテキストファイルです。製品版ライセンス購入の案内を最初に記載してあります。

 gmd.ex4 : 「GMDインディケータ」ファイルです。

 gmd.ini : ライセンス情報ファイルで、gmd.zipにはデモ用のものをおさめてあります。

 setgmd.exe : 「GMD」を使うために実行していただくプログラム実行ファイルです。
「MetaTrader4」をインストールし、環境設定を終え、データ取得に必要なチャートを表示し、「GMD」インディケータをチャートに適用する段階で、gmd.ini、gmd.dllが同じフォルダ内にあることを確認し、これを実行します。
デモ版の場合、以降2カ月間お試しいただけます。
 製品版をご購入いただいた場合、製品ID情報を記載したgmd.iniを送付いたします。そのgmd.iniファイルに差し替えて、改めてSETGMD.EXEを実行します。

 gmd.dll : 「GMD」インディケータとsetgmd.exeの動作に必要なdllファイルです。

 default.gmd : 4本値他対応テクニカル情報の出力形式のデフォルト設定が記載してあります。
以降の解説を参照し、あらかじめ出力形式等をカスタマイズする場合、このファイルの内容を書き替えます。


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パソコンのスリープ回避と自動再起動回避の設定



 「GMD」は、基本的にはマーケットが動いている月曜の朝から土曜の朝まで稼動させておく必要があります。
稼動するパソコンが自動的にスリープ状態にならないよう、自動更新による自動再起動がかからないよう設定を行う必要があります。
 スリープ状態回避の設定は、コントロールパネルの電源オプションの設定で、自動更新による自動再起動回避は、コントロールパネルの「自動更新の有効化または無効化」などで行います。Windowsのバージョンによって異なりますので、確認して設定してください。
 自動更新を無効に設定した場合は、土曜の日昼や日曜に、定期的に手動で更新の確認を行う必要があります。
 通常の他のパソコン使用の妨げにならないよう、Windows7以降の古いパソコンや、安価なそれらの中古パソコンを購入するなどして、専用のパソコンで稼動させることをおすすめいたします。


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「MetaTrader4」のデモ口座について



 「MetaTrader4」(以下「MT4」)は、「MT4」口座取引に対応している各fx等取引業者が個別に用意しており、対応業者でデモ口座等を開設し(もちろん最初から実際の取引が行えるリアル口座を開設することも可能です。「MT4」をダウンロード・インストールして使用します。
 デモ口座では、リアルタイムチャートの表示(「GMD」では取引データの取得に利用)やデモ取引が行えます。
デモの期限が設定される場合、デモ取引は期限が設定されるが、データ取得は期限がない場合など、業者によって対応はまちまちです。
 代表的な国内業者には、OANDA JAPAN、FXトレード・フィナンシャル、外為ファイネスト、楽天MT4、ゲインキャピタル・ジャパン(旧フォレックスドットコム)などがあります。
 ここでは、FXトレード・フィナンシャルを例に、「MT4」をダウンロード・インストールし、デモ口座を開設し、「GMD」を設置し、稼動させる方法について解説します。
 FXトレード・フィナンシャルの「MT4」口座は、30種類以上のFX通貨ペアの他、日経225やダウ30などのCFD銘柄もあり、データ取得のためのデモ口座使用には期限がありません。「GMD」を稼動させるには最も適した業者の一つといえます。
 リアル口座を開設して、実際の取引を行ううえでも、最低取引単位は1,000通貨から、スプレッドも業界最低水準、最低入金額の制限もなく、気軽に始めることができます。


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FXトレード・フィナンシャルの「MT4」のインストールとデモ口座の開設



以下がFXトレード・フィナンシャルの「MT4」のインストーラ直ダウンロードアドレスです。

https://www.fxtrade.co.jp/system/download/fxtf4setup.exe

 上記アドレスをクリップボードにコピーします。

 インターネットエクスプローラを起動し、Ctrl+Oキーを押して「開く」画面を出し、Ctrl+vキーでアドレスを貼り付け、エンターキーを押します。

 「通知バーのメッセージ fxtrade.co.jp から fxtf4setup.exe を実行または保存しますか?エンターは 実行 Alt+Sは保存 エスケープはキャンセル」とメッセージが出ますので、エンターキーを押します。
 ユーザー アカウント制御のメッセージがありますので、左カーソルキーを押して「はい」を選択してエンターキーを押します。
 インストール先の設定画面が現れます。そのままでよい場合は、Tabキーを押して「次へ(&N)」を選択してエンターキーを押します。
 「完了の確認」が現れますので、エンターキーを押します。
 「MQL5: MetaTraderを使った自動FXトレーディング、ストラテジーテスターとカスタムインディケーター」のページが表示されたインターネットエクスプローラの画面がアクティブになりますが、しばらくすると「デモ口座の申請」のMT4がアクティブになります。もしそうならない場合は、Alt+Tabキーを押し、MT4のデモ口座申請画面をアクティブにします。
 Tabキーで「次へ」に移動してエンターキーを押します。
 「新しいデモ口座」画面が現れますので、Tabキーで「次へ」に移動してエンターキーを押します。
 デモ口座申請のダイアログ画面が現れますので、タブキーで設定項目を移動させながら、各設定項目を入力していきます。各設定の形式が整っていれば、偽名等適当なものでもOKです。
 お名前 : 国内業者なので、日本語でも、半角ローマ字でも構いません。
 E-メール : メールアドレスを記載します。
 電話番号の選択 : +81(日本の番号)になっているのでそのままにします。
 デモ口座の申請の文字入力 : 電話番号を、最初の0を除いて記載します。
 口座タイプ : 「fxtf-1000」と「fxtf-10000」の選択を行います。最少取引単位で2つのタイプが用意されています。こだわりがなければ「fxtf-1000」を選択します。
 ニュースレターの購読に同意する : スペースキーでチェックを付けます。
 正しく設定項目の入力が行われていると、タブキーで「次へ(&N)」へ移動できますので、エンターキーを押します。
 次の画面では、「ログイン」に9桁の数字が、「パスワード」に7桁の英数字が、「パートナー」に7桁の英数字が表示されています。これらを控えておきます。タブキーで移動させながら各項目を読ませた後、PCTalkerならCtrl+Windows+Alt+sキーで、VDMなら、Ctrl+Windows+Alt+0キーの音声履歴でクリップボードにコピーし、エディタを起動し、貼り付けて、編集保存します。
 情報の保存が行えたら、タブキーで「完了」に移動してエンターキーを押します。何やらクリック音と英語で女性の音声が聞こえたらOKです。
Alt+F4キーなどで、MT4とかIEなどを終了させます。


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「FXTF MT4」の起動と環境設定



 FXトレード・フィナンシャルの「MT4」をインストールすると、デスクトップとすべてのプログラムに「FXTF MT4」ショートカットアイコンが作成されます。起動にはこれを使用します。
 「MT4」のツールメニューの中に「オプション」という項目があり、GMDを使用するために、ここで幾つかの設定を行います。
 「MT4」を起動しCtrl+oキーを押すと、このオプション設定ダイアログを開くことができます。幾つかの設定タブがあり、Ctrl+Tabキー、Ctrl+Shift+Tabキーなどでタブを選択し、Tabキーで設定項目を移動させながら設定を行います。

エキスパートアドバイザータブの設定
 「自動売買を許可する」と「DLLの使用を許可する (信頼できるアプリケーションのみで有効)」にスペースキーでチェックを付けます。

Eメールタブの設定
 ここでメールの設定を行っておくと、「GMD」のさまざまなメール配信機能を利用することができます。
 メール設定を有効にするにスペースキーでチェックを付けます。以下送信メールアドレスの各設定を記載していきます。
 SMTPサーバ : 例えばヤフーメールの場合「smtp.mail.yahoo.co.jp:587」となります。「587」はSMTPポート番号です。
 SMTPログイン : メールログインIDを記載します。
 SMTPパスワード : メールパスワードを記載します。
 差出人 : メール送信元アドレスを記載します。
 宛先 : メール送信先アドレスを記載します。
 テスト(&T) : ここでエンターキーを押すと、「Test message」というタイトルのテストメールが送信されます。


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通知タブの設定



 通知の設定を行うと、「GMD」のさまざまなプッシュ通知機能を利用することができます。
プッシュ通知を受け取るには、iPhoneもしくはAndroidのスマートフォーンに「MT4」アブリをインストールし、PCと同じ取引口座にログインしておく必要があります。
 「プッシュ通知機能を有効にする : チェックを入れます。
 トレード処理を通知する : 任意に設定します。
 MetaQuotesID : スマートフォーン用「MT4」の設定タブの「チャットとメッセージ」の最下部に表示されている英数字を記載します。
 テスト : テスト通知を送信することができ、設定が正しく行われたかの確認が行えます。


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GMDファイルの設置



 「MT4」のファイルメニューに「データフォルダを開く」があります。これを実行すると「MT4」のデータフォルダが開いた状態でエクスプローラーが起動します。
そのフォルダ内に「MQL4」サブフォルダがあります。さらにそのフォルダ内にある以下のサブフォルダに解凍した「GMD」のファイルをコピーします。
 GMD.EX4をIndicatorsフォルダ内にコピーします。
 GMD.DLLとGMD.INIをLibrariesフォルダ内にコピーします。
 設置したファイルを「MT4」が認識するには、「MT4」の再起動が必要です。


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現在表示中チャートの確認



 「MT4」のウインドウメニューで現在表示されているチャートが確認できます。
ここに必要な通貨ペア等のチャートを表示させ、時間足を設定し、それぞれのチャートにGMDインディケータを適用して使用します。
「FXTF MT4」インストール直後、デフォルトでは以下の4つのチャートが表示されています。

 USDJPY-cd,M15(米国ドル/日本円の15分足)
 EURUSD-cd,Daily(ユーロ/米国ドルの日足)
 EURJPY-cd,M30(ユーロ/日本円の30分足)
 GBPJPY-cd,H4(イギリスポンド/日本円の4時間足)

 目的のチャートの時間足を変更したり、インディケータを適用したり、チャートを削除する場合には、まず目的のチャートを選択し、エンターキーを押して「チェック」を付けます。


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チャートの削除



 不必要な表示中のチャートを削除するには、目的のチャートにチェックを付けた後、Ctrl+wキーを押します。


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時間足の設定



 時間足とは、どの時間の単位でデータを確定させるか、時間の長さの設定です。
1時間足に設定すると、1時間ごと、チャートでは現在表示中の最後のグラフが決定され、新しいグラフの表示に移ります。
「GMD」では、確定された4本値等各データが出力されます。1分足では、それが1分おきになされます。
 チャートの時間足を変更するには、目的のチャートにチェックを付けた後、「チャート」メニュー内にある「時間足設定」でエンターキーを押し、カーソルキーで目的の時間を選択し、エンターキーを押します。


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データ出力のタイミングについて



 「GMD」でデータ出力が行われるタイミングは、新しい時間足に移り、最初にレートが配信されたタイミングになります。注意が必要なのは、週末の最後のデータは、月曜の朝、最初にレートの配信がなされたときになります。


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新しいチャートを表示させるには



 新しいチャートを表示させるには、「ファイル」メニューの「新しいチャート」でエンターキーを押し、カーソルキーで目的のチャートを選択し、エンターキーを押します。
 目的のチャートがサブメニューの中にある場合もあります。また、最初はここの一覧には表示されないものもあります。それらのリストを確認するには、「表示」メニューにある「通貨ペアリスト」を実行し、カーソルキーを用いて目的の名柄を捜します。見付かったら、Tabキーを押し「表示」でエンターキーを押します。
 新しいチャートを表示すれば、必ず1時間足に設定され、チェックが付いている状態にありますので、そのまま時間足の変更を行ったり、インディケータを適用させることができます。
 同じ通貨ペアの情報であっても、時間足が異なれば、別チャートとして表示し、それぞれ「GMD」インディケータを適用する必要があります。 表示させられるチャート数の制限については把握しておりませんが、経験上20種類以上のチャートを表示し、インディケータを適用しても問題なく動作しました。ただし、9種類以上のチャートを表示させると、ウインドウメニューのトップに表示されるのは9種類までで、「その他のチャート」という項目が現れ、そこに格納されます。
 不必要な通貨ペアのチャートは削除し、目的の通貨ペアのチャートを情報を得たい時間足ごとに表示させます。
 初めて「GMD」をお使いになる場合には、データ出力の確認を行っていただくため、1分足もしくは5分足のチャートを表示させ、それに「GMD」を適用させてください。


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setgmdの実行



 前項までの準備が整ったら、「GMD」の解凍フォルダで gmdset.exe を選択し、エンターキーを押して実行してください。同じフォルダに gmd.ini と gmd.dll があれば、どこで実行してもOKです。
 「GMD demoのメッセージ 設定が完了しました。…年…月…日までお試しできます。」というようなメッセージが出ます。


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「GMD」インディケータの適用



 「GMD」インディケータをチャートに適用するには、まずウインドウメニューで目的のチャートにチェックがついていることを確認します。 そのうえで、「挿入」メニューの「インディケータ」でエンターキー、カーソルキーで「カスタム」を選択してエンターキー、カーソルキーで「gmd」を選択してエンターキーを押します。
 「GMD」の設定ダイアログ画面が表示されます。何も設定する必要はありませんので、Tabキーで「OK」を選択してエンターキーを押します。
 適用が成功すれば、「USDJPY(M5)起動」というような通知が行われます。


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適用インディケータの削除



 適用したインディケータを削除するには、まずCtrl+iキーを押します。現在適用中のインディケータの一覧が現れますので、カーソルキーで削除したいインディケータを選択し、Tabキーを押して「削除」を選択してエンターキーを押します。
その後Alt+Spaceキーを押し、「閉じる」を選択しエンターキーを押します。


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出力ファイルフォルダの登録



 チャートに「GMD」インディケータを適用すると、「MT4」のデータフォルダ内の「MQL4」サブフォルダ内のFilesサブフォルダ内にさまざまなファイルが作成されます。
「MT4」のデータフォルダは、ファイルメニューの「データフォルダを開く」を実行すれば、「MT4」のデータフォルダが開いた状態でエクスプローラーが起動します。
このFilesフォルダ内のファイルに頻繁にアクセスすることとなりますので、エクスプローラからファイルを参照する場合は、フォルダショートカットを作成し、デスクトップその他に置くとか、共有の設定を行い、他のパソコンから参照できるようにすることをおすすめいたします。
 デスクトップにショートカットを作成するには、「Files」フォルダを選択し、アプリケーションキーまたはShift+F10キーを押して現れるメニューにある「送る」でエンターキー、「デスクトップにショートカットを作成」でエンターキーを押します。
 「MyFile」から参照する場合は、フォルダのお気に入り登録を行っておくことをおすすめいたします。まずエクスプローラでFilesフォルダを開いた状態にします。Alt+dキーを押し、現れるアドレスをクリップボードにコピーします。 その後「MyFile」を起動し、Ctrl+fキーを押し、検索画面を出し、アドレスを貼り付けて検索を行い、目的のFilesフォルダをお気に入り登録します。Filesフォルダは他の場所にもたくさん存在しますので、場所を間違えないようご注意ください。


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出力ファイルの確認



 Filesフォルダ内に何も既存ファイルが存在しない状態で、例えば「USDJPY」の5分足チャートに「GMD」インディケータを適用すると、以下のファイルが作成されます。  「default.gmd」、「USDJPY(m5).gmd」、「USDJPY(m5).4」、「USDJPY(m5)(25).bor」、「USDJPY(m5)(100).bor」、「USDJPY(m5).rsi」、「USDJPY(m5).ich」
 「.GMD」ファイルは、データの出力形式等設定ファイルです。「default.gmd」が存在しなければ、まず「default.gmd」ファイルを作成し、個別銘柄設定ファイル、上の例では「USDJPY(m5).gmd」ファイルが作成されます。
 既に「default.gmd」ファイルが存在した場合は、その情報に基づいて、個別銘柄設定ファイルが作成されます。  個別銘柄設定ファイルの乗報に基づいて、その他の拡張子のリアルタイムな取引データが作成されます。
 取引データファイルは、名柄名プラス時間足プラス拡張子で構成されます。
 「.4」ファイルには4本値が格納されます。
 「.bor」ファイルにはボリンジャーバント値が格納されます。
 「.MA」ファイルには移動平均値が格納されます。
 「.rsi」ファイルにはRSI値が格納されます。
 「.ich」ファイルには一目均衡表値が格納されます。
 各用語の意味は別ページの説明を参照してください。
 ※ 取引データファイルへのデータ書込みは、常に追加保存され、古いデータの削除機能はありません。
不必要な古いデータは適宜手動で削除する必要があります。


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拡張子の関連付け設定



 上記ファイルをエクスプローラで選択し、エディタソフトで開いて参照したり、編集するため、ご使用のエディタソフトで開けるように、拡張子の関連付け設定を行います。
 「MyEdit」の場合、「環境」メニューの「関連付け設定」で行えます。
 「メモ帳」の場合、エクスプローラで目的のファイルを選択し、エンターキーを押した際、メモ帳でファイルが開けず、「動作を選択してください。 Web サービスを使用して正しいプログラムを探す(&W)」のようなメッセージが出たら、カーソルキーで「インストールされたプログラムの一覧からプログラムを選択する(&S)」を選択してエンターキーを押します。
 関連付け設定のダイアログが表示され、ソフトの選択項目が選択されています。カーソルキーで「メモ帳」を選択します。Tabキーを押して「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う(&A)」にチェックが入っていることを確認してエンターキーを押します。
 一覧に「メモ帳」がなかった場合、Tabキーを押し「参照(&B)」でエンターキーを押します。ファイル名の入力行が現れますので、「C:\WINDOWS\NOTEPAD.exe」と入力してエンターキーを押します。
 「MyFile」で対象フォルダを開き、「Myedit」でファイルを開く場合、目的のファイルを選択し、Ctrl+エンターキーを押せば、関連付け設定等を行っていなくてもファイルを開くことができます。


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default.gmdの内容



 以下が規定で出力されるdefault.gmdファイルの内容です。

MailMessage = on
PushMessage = off
Kugiri=
4hon=start, high, low, end, time+6
ma=end, 5, 25, 75, 200, time+6
bor1=25, end, -2, ma, 2, time+6
bor2=100, end, -2, ma, 2, time+6
rsi=end, 9, time+6
ichimoku=end, tenkan, kijun, kumolow, kumohigh, chikou, time+6

 「MailMessage =」から始まる行には、「GMD」のメール送信機能の「On」、「Off」を記載します。動作中いつでも書き替えて切替えが可能です。
 「PushMessage =」から始まる行には、「GMD」のプッシュ通知機能の「On」、「Off」を記載します。動作中いつでも書き替えて切替えが可能です。
 「Kugiri=」から始まる行には、出力ファイルのデータ区切文字を記載します。半角イコールから改行までに記載された文字が区切文字になります。規定では半角スペースが記載されています。これをコンマやタブに書き替えることで、区切文字の変更が行えます。複数文字の記載もOKです。半角イコール文字を使用することはできません。
 「4hon =」から始まる行には、拡張子「.4」に出力される4本値データの出力形式を記載します。
 「start」は始値、「high」は高値、「low」は安値、「end」は終値です。
 「time」は足の開始時刻の出力指定です。MT4業者の国の時刻になります。「time+7」(米国ニューヨーク夏時間の場合)のように日本時刻との時差を記述して日本時刻にして出力することも可能です。
 半角コンマ文字で区切、半角スペースはあってもなくても構いません。データの出力順を自由に変更できますし、必要のないデータを削除しても構いません。4本値の出力が必要ない場合は、この行を削除します。(以下同様です)
 「ma =」から始まる行には、拡張子「.ma」ファイルに出力される移動平均値の内容を記載します。正数の移動平均の計算値と、4本値指定、「time」を最大10要素まで自由に記載できます。
 「bor1 =」と「bor2 =」から始まる行には、拡張子「.bor」ファイルに出力されるボリンジャーバンド値の内容を記載します。最初にボリンジャー値を計算する中央線の移動平均値を正数で記載します。その後シグマ値、4本値指定「time」と、「ma」の記載が可能です。「ma」位置には指定した移動平均値が出力されます。
 「rsi =」から始まる行には、拡張子「.rsi」ファイルに出力されるRSI値の内容を記載します。正数のRSIの計算値と、4本値指定、「time」が記載できます。
 「ichimoku =」から始まる行には、拡張子「.ich」ファイルに出力される一目均衡表値の内容を記載します。4本値指定、「time」と「tenkan」は転換線値、「kijun」は基準線値、「kumolow」は雲の下限値、「kumohigh」は雲上限値、「chikou」は値行線値の指定が行えます。


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個別銘柄設定ファイルの内容



 チャートに「GMD」インディケータを適用し、対応する*.gmdファイルが存在しなかった場合には、default.gmdの内容に基づいて、個別銘柄設定ファイルが作成されます。default.gmdのメール通知設定行と、プッシュ通知設定行以外は、そのまま記載されます。
その後は、それを書き替えて、出力ファイル形式のカスタマイズを個別に行ったり、各種通知機能等を設定し、利用することができます。
 個別銘柄設定ファイルで使用できる各種機能設定は以下のとおりです。
 「VoiceOut = 」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、視覚障害者用Windows画面読上げソフト「PcTalker」上で使用している場合、一定間隔で対象銘柄の価格bit値(売り建てもしくは売り決済できる値)と、ask値(買い建てもしくは買い決済できる値)が音声発声されます。
 「VoiceSecond =」 現在値の音声発声される間隔を秒単位で設定します。
 「LowRateSig =」 マーケット価格がその値を下回った時点で通知されます。通知が行われた後は「0」に設定されます。
 「HighRateSig =」 マーケット価格がその値を上回った時点で通知されます。通知後は「10000000」に設定されます。
 「4HonSend =」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時に4本値が通知されます。
 「MaSend =」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時にMA値が通知されます。
 「MaSig = 」 移動平均値を指定します。足の確定時に、マーケット価格が指定した移動平均値に接していれば、通知が行われます。通知が行われた後は「0」に設定されます。
 「Bor1Send =」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時にBor1値が通知されます。
 「Bor1Sig =」 「1」から「3」」までのボリンジャーσ値を記述します。足の確定時に、マーケット価格が指定のσ値に接していれば通知されます。通知後は「0」に設定されます。
 「Bor2Send =」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時にBor2値が通知されます。
 「Bor2Sig =」 「1」から「3」」までのボリンジャーσ値を記述します。足の確定時に、マーケット価格が指定のσ値に接していれば通知されます。通知後は「0」に設定されます。
 「RsiSend = 」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時にRsi値が通知されます。
 「LowRsiSig = 」 足の確定時にRsi値が指定の値を下回っていたら通知されます。通知後は「0」に設定されます。
 「HighRsiSig = 」 足の確定時にRsi値が指定の値を上回っていたら通知されます。通知後は「1000」に設定されます。
 「IchiSend =」 「on」もしくは「off」を記述します。「on」に設定すると、足の確定時に一目均衡表値が通知されます。


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 MT4の過去データ検証機能を用いて、過去データの取得を行うことができます。どのぐらい以前のデータから取得できるかは、口座開設時期や業者によって異なると思いますが、デフォルトではおおむね2、3カ月のようです。それ以前の過去データを取得するには、あらかじめ過去データをダウンロードしたりなどしておく必要があります。


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過去データの出力先フォルダについて



 過去データの出力先フォルダは、「MT4」のデータフォルダ内の「tester」サブフォルダ内の「Files」フォルダになります。
 リアル取引データの出力と同じく「default.gmd」や個別銘柄出力設定ファイルの「*.gmd」の設定に基づいてデータ出力が行われますので、自分好みの設定に変更している場合は、予めそれらのファイルをここにコピーしておくことをおすすめいたします。


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ストラテジーテスターの操作



 過去データの取得は、「MT4」の「ストラテジーテスター」の画面操作で行います。これは「PcTalker」のマウス操作を用いて行う必要があります。
 「表示」メニュー内の「ストラテジーテスター」でエンターキーを押し、ストラテジーテスター画面を出します。
 Ctrl+Alt+]キーの「次のコントロールへ移動」のマウス操作によって、「エキスパートアドバイザー」まですすめ、Ctrl+Alt+@キーのマウス左ボタンクリック操作を行います。「エキスパートアドバイザー」が「インディケータ」に変わります。
 次のコントロールへ移動操作で「インディケータのコンポボックス」まですすめ、左クリック操作を行います。選択できるインディケータの一覧が現れますので、上下カーソルキーで「GMD」を選択してエンターキーを押します。
 以降、「次のコントロールへ移動」や「前のコントロールへ移動」操作で設定項目を選択し、マウスの左クリック操作を行い、カーソルキーで選択、エンターキーで確定という操作を繰り返します。
 「プロパティ」は何も操作する必要はありません。
 「通貨ペア」で目的の銘柄を選択します。
 「期間」で時間足を設定します。
 「モデル」は、始値のみ (最も早い方法。バーの始めにしか動かないEA向け)」を設定します。
 「スプレッド」は「現在値」のままにします。
 「開始日」の「日付コントロール」でデータ取得を行う開始日を設定します。左右のカーソルキーで年、月、日の設定項目の移動が行え、上下カーソルキーで設定します。
 「終了」の「日付コントロール」で終了日を設定します。
 「スタートのプッシュボタン」をクリックすると、データ取得が開始されます。終了すると「ピヨッ」というような音がします。


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