相場用語・テクニカル指標解説

目次


四本値

ローソク足

1本のローソク足の見方

大陽線(買いサイン)

大陰線(売りサイン)

小陽線、小陰線(様子見サイン)

上影陽線(売りサイン)

上影陰線(売りサイン)

下影陽線(買いサイン)

下影陰線(買いサイン)

トンボ(買いサイン)

トウバ(売りサイン)

十字線(同時線)(買い・売りサイン)

2本のローソク足の組合わせ

かぶせ線(売りサイン)

切り込み線(切り返し線)(買いサイン)

つつみ線(買いサイン・売りサイン)

はらみ線(買いサイン・売りサイン)

出会い線(買いサイン・売りサイン)

毛抜き(買いサイン・売りサイン)

「窓」と「窓埋め」

酒田五法

三山天井(売りサイン)

逆三山底(買いサイン)

三川の宵の明星(売りサイン)

三川の明けの明星(買いサイン)

三空叩き込み(買いサイン)

三空踏み上げ(売りサイン)

不吉な三羽がらす(売りサイン)

赤三兵(買いサイン)

下げ三法(売りサイン)

上げ三法(買いサイン)

移動平均線

移動平均線の期間

移動平均線の見方

ゴールデンクロスとデッドクロス

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドで現在位置を把握する



バンドウォーク

RSI

ダイバージェンス

一目均衡表

雲抜け

好転と逆転

遅行線とのクロス

三役好転・三役逆転



四本値



 四本値とは、「始値」、「高値」、「安値」、「終値」の4つの値です。
 ある一定の期間、1分足ならその1分の範以内で、1時間足なら、その1時間の範以内で、最初に成立した値が「始値」、最も高く成立した値が「高値」、最も安く成立した値が「安値」、最後に成立した値が「終値」です。
 チャートのローソク足は、この四本値に基づいて描かれていますし、さまざまなテクニカル指標の計算もこの四本値に基づいて計算され、相場の値動き等を分析するうえで、最も基礎となるものになります。


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ローソク足



 ローソク足とは、チャートに描かれる縦のグラフの描き方の一つです。他にラインチャートとかバーチャートという手法もあります。
 ローソク足は、江戸時代の米相場の値動きを記録するものとして日本で校案された手法で、今では世界的に用いられています。
 始値と終値の間を太い線(ローソク本体)(実体)と、高値と安値と本体との間は細い線(ヒゲ)で描かれるため、その形がローソクのようであることから名付けられています。

ろうそく足
 始よりも終値が高い場合、その間を赤もしくは白抜きの太い線で描かれ揚線と呼ばれます。
 始値よりも終値が安い場合は、その間を青もしくは黒の太い線で描かれ引線と呼ばれます。
 また、始値と終値の間をローソク足の実体といいます。
 揚線の終値と高値の間、引線の始値と高値の間は細い黒の線で描かれ上ヒゲと呼ばれます。
 揚線の始値と安値の間、引線の終値と安値の間は細い黒い線で描かれ下ヒゲと呼ばれます。
 相場解説において、よくこのローソク足の用語が用いられますが、四本値を把握することによって理解することができます。


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1本のローソク足の見方



大陽線(買いサイン)



 始値よりも終値が大きく上昇した場合で、底値圏で大陽線が出現すると、その後上昇が予想されます。
 大陽線の中で上ヒゲも下ヒゲもないものを陽の丸坊主と呼びます。始値から終値まで一気に上昇した形で、大陽線の中でも特に強い買いのサインです。
 短い下ヒゲができる「陽の大引け坊主」、短い上ヒゲができる「陽の寄り付き坊主」も同じく強い買いのサインです。


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大陰線(売りサイン)



 始値よりも終値が大きく値下がりした場合で、天井圏で大陰線が出現すると、その後下落が予想されます。
 大陰線の中で上ヒゲも下ヒゲもないものを陰の丸坊主と呼ばれ、大陰線の中でも特に強い売りのサインです。
 短い下ヒゲができる「陰の大引け坊主」、短い上ヒゲができる「陰の寄り付き坊主」も同じく強い売りのサインです。



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小陽線、小陰線(様子見サイン)



 上ヒゲ、下ヒゲも含め、短いローソク足、小陽線、コマ(陽の極線)と、小陰線、コマ(陰の極線)は、価格の変動が小さい状態です。
 売りと買いのバランスが均等で、価格が上昇するか下落するか見極めている形です。この形のローソク足が出現した場合は、様子を見たほうがよいことになります。



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上影陽線(売りサイン)



 上ヒゲが長い陽線です。一度は価格が上昇したものの、最終的にはあまり上昇しなかった形です。陽線ではありますが、天井圏で出現した場合は、その後下落が予想されます。ローソク足の形状からトンカチ(陽線)と呼ばれることもあります。


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上影陰線(売りサイン)



 上ヒゲが長い引線です。一度は価格が上昇したものの、最終的には下落した形です。天井圏で出現した場合、上影陽線よりさらに、その後の下落が予想されます。ローソク足の形状からトンカチ(陰線)と呼ばれることもあります。



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下影陽線(買いサイン)



 下ヒゲが長い陽線です。一度は価格が下落したものの、最終的には上昇した形です。底値圏で出現した場合は、その後は上昇が予想されます。ローソク足の形状からカラカサ(陽線)と呼ばれることもあります。



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下影陰線(買いサイン)



 下ヒゲが長い引線です。一度は価格が大きく下落したものの、最終的にはあまり下落しなかった形です。底値圏で出現した場合は、その後上昇が予想されます。ローソク足の形状からカラカサ(陰線)と呼ばれることもあります。



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トンボ(買いサイン)



 始値と終値が全く同じで、下ヒゲのみがある形です。始値から一度は下落したものの、最終的に始値まで価格が戻った場合です。下影陽線や下影陰線と同じように、底値圏で出現した場合は、その後上昇が予想されます。



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トウバ(売りサイン)



 始値と終値が全く同じで、上ヒゲのみがある形です。始値から一度は上昇したものの、最終的に始値まで価格が下落した場合です。上影陽線や上影陰線と同じように、天井圏で出現すると、その後価格の下落が予想されます。



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十字線(同時線)(買い・売りサイン)



 始値と終値が同じで、上下にヒゲがあり、ヒゲの長さがほぼ同じ形です。天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。底値圏で出現すると、その後上昇が予想されます。



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2本のローソク足の組合わせ



かぶせ線(売りサイン)



 大陽線の後に、大陽線の高値を超えた陰線が現れ、その陰線の終値が大陽線の実体の中にある形です。大陽線の買いの勢いが衰えて、下落したことを示しています。陰線の終値が大陽線の中心付近にあれば、売りの勢力が強まっていると判断でき、天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。


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切り込み線(切り返し線)(買いサイン)



 大陰線の後に、大陰線の安値を上回る陽線が現れ、その陽線の終値が大陰線の中心を上回る位置にある形です。大きく下落した後に、その勢いが衰え反発しているため、底値圏で出現すると、その後上昇が予想されます。


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つつみ線(買いサイン・売りサイン)



 1本目の陰線が2本目の陽線の中にある形、もしくは1本目の陽線が2本目の陰線の中にある形です。1本目のローソク足を2本目のローソク足が完全に包み込んでいることから、つつみ線と呼ばれます。
 陰線の後に陽線が現れた場合、買いの勢力が強いことを示しており、底値圏出現すると、その後上昇が予想されます。
 陽線の後に陰線が現れた場合、売りの勢力が強いことを示しており、天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。


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はらみ線(買いサイン・売りサイン)



 はらみ線とは、大陰線の後に、その実体の中に収まる小陽線が現れた形、もしくは大陽線の後に、その実体の中に収まる小陰線が現れた形をいいます。
 前者を「陰の陽はらみ」といい、底値圏で出現すると、その後上昇が予想されます。
 後者を「陽の陰はらみ」といい、天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。


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出会い線(買いサイン・売りサイン)



 出会い線とは、1本目のローソク足の終値と2本目のローソク足の終値が同じ位置にある形をいいます。
 陰線の後に陽線が続く形が底値圏で出現すると、その後上昇が予想されます。
 陽線の後に陰線が続く形が天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。


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毛抜き(買いサイン・売りサイン)



 毛抜きとは、2本のローソク足の高値もしくは安値が同じ位置にある形をいいます。
 陰線の後に陽線が続き、安値が同じ位置にある形を「毛抜き底」といい、底値圏で出現すると、その後上昇が予想されます。
 陽線の後に陰線が続き、高値が同じ位置にある形を「毛抜き天井」といい、天井圏で出現すると、その後下落が予想されます。


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「窓」と「窓埋め」



 「窓」とは、手前のローソク足の高値よりも高く始まり(ギャップアップ)、安値も手前の高値よりも高く終わる、もしくは手前のローソク足の安値よりも低く始まり(ギャップダウン)、高値も手前のローソク足の安値よりも低く終わり、手前のローソク足との間に生じる隙間のことをいいます。
 週中はほぼ24時間取引が行われているFXやCFD、先物取引では、週明けにしか発生しません。日中しか取引が行われていない現物株式取引などでは、毎日発生する可能性があります。マーケットが閉じている間に、強い好材料や、悪材料のニュースがあった際などに発生します。
 窓が発生すると、それだけ相場は強い、あるいは弱いという見方と、開いた窓はいずれ必ず埋められるという定説のようなものがあり、二つの見方があります。
 「窓埋め」とは、窓を開けて上昇または下落した場合は、早かれ遅かれ窓の所まで相場は下落または上昇し、隙間を埋めにくるというものです。


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酒田五法



 「酒田五法」とは、日本の江戸時代の米相場で活躍した本間宗久によって編み出された相場の分析方法です。
 本間宗久は、現在の山形県酒田市周辺の大地主であったことから、彼のローソク足を使ったチャート分析を「酒田五法」といい、複数のローソク足の分析の基礎となっています。
 数十もの買いサインと売りサインのチャートパターンがありますが、「三山」、「三川」、「三空」、「三兵」、「三法」という五つの基本パターンが基礎となっています。
 「酒田五法」は株の相場分析でよく用いられます。FX・CFD・先物取引では、前項で解説した「窓」が生じにくいことから、合致しないパターンも多くありますが、合致するもの、応用も十分可能です。


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三山天井(売りサイン)



 天井圏で上げ下げを繰り返し、3回高値にトライするものの、それ以上上昇せず下落していく形を「三山天井」といいます。中でも真ん中の山がもっとも高いものを「三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダー)」といいます。


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逆三山底(買いサイン)



 底値圏で上げ下げを繰り返し、3回下値にトライするものの、それ以上下落せず上昇していく形を「逆三山底(トリプルボトム)」といいます。三つの谷の真ん中の谷が一番低いパターンを特に「逆三尊」といいます。


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三川の宵の明星(売りサイン)



 「宵の明星」は、長めの陽線の後、その上に窓を開けて上ヒゲ下ヒゲをつけた十字線(または十字線に近い実体の短い陽線か陰線)が現れ、第三日目に下放れて陰線で1日目の陽線の下半分あたりで引けた形をいいます。
 1本目、上げ基調であったものが、2本目のローソク足では、上へも下へも動かないこう着状態となり、3本目に下落へと転じ、3本を組み合わせたローソク足は、実態の短い上影の長いローソク足が出現することになります。上値抵抗感が強く、売り圧力の方が大きくなったことが分かり、天井圏で出現した場合、売りサインとなります。


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三川の明けの明星(買いサイン)



 「明けの明星」は、長めの陰線が出た後、その下に窓を開けて上ヒゲ下ヒゲをつけた十字線、または十字線に近い実体の短い陽線か陰線が出現し、第三日目に上放れて陽線で1日目の陰線の上半分あたりで引けた形をいいます。
 1本目、下げ基調であったものが、2本目のローソク足では、上へも下へも動かないこう着状態となり、3本目に上昇へと転じ、3本を組み合わせたローソク足は、実態の短いたくり線が出現することになります。下値抵抗感が強く、買い圧力の方が大きくなったことが分かり、底値圏で出現した場合、買いサインとなります。


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三空叩き込み(買いサイン)



 3回連続して窓を空けて引線が続き、4本目で揚線になる形をいいます。強烈な下落圧力があることが分かりますが、行きすぎであり、底値圏で出現した場合、目先買いサインとなります。


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三空踏み上げ(売りサイン)



 3回続けて窓を空けて揚線が続き、4本目で引線になる形をいいます。強烈な上昇圧力があることが分かりますが、行きすぎであり、天井圏で出現した場合、目先売りサインとなります。


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不吉な三羽がらす(売りサイン)



 3本連続して引線が続く形をいい、天井圏で出現した場合、売りサインとなります。


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赤三兵(買いサイン)



 揚線が3本連続して出現する形をいい、底値圏で出現した場合、買いサインとなります。


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下げ三法(売りサイン)



 下落相場の初期に、大陰線が出現し、大陰線にはらまれる3本の短い陽線が連続し、次の足で安寄り陰線が出現する形です。
 長大陰線に包み込まれる3本の陽線は、一時的に相場が休んでいる状態なので、次の足で安寄り陰線が出現したら売りサインとなります。


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上げ三法(買いサイン)



 上昇相場の初期に、大揚線が出現し、大揚線にはらまれる3本の短い引線が連続し、次の足で高寄り揚線が出現する形です。
 長大揚線に包み込まれる3本の引線は、一時的に相場が休んでいる状態なので、次の足で高寄り揚線が出現したら買いサインとなります。


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移動平均線



 移動平均線は、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせて線にしたものです。例えば「5移動平均線」は、直近の五本の終値の平均値を計算し、繋げた線になります。ローソク足は現在値を表す棒グラフに対して、移動平均は、線グラフになります。


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移動平均線の期間



 移動平均線の計算期間は、自由に設定することができます。一般には以下のような複数の期間が用いられています。
 日足以下 5本(短期)、25本(中期)、75本(長期)、200本(超長期)
 週足 13本、26本
 月足 12本、24本


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移動平均線の見方



 移動平均線の見方は、ローソク足との位置関係を見ることと、移動平均線の傾きを見ることです。
 ローソク足が移動平均線より上にあるときは強気、ローソク足が移動平均線より下にあるときは弱気とみることができ、それを各期間の移動平均との比較で行い、現在のトレンドを把握します。
 また、大きな上昇や下落があったときには、移動平均線とローソク足が大きく乖離することになり、買われ過ぎ、売られ過ぎの指標になります。
 次に、移動平均線の傾きの角度(上げ幅、下げ幅)は、トレンドの強さを表します。



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ゴールデンクロスとデッドクロス



 ある期間の移動平均線が、それよりも長い期間の移動平均線を、下から上に突き抜けることを「ゴールデンクロス」、上から下に突き抜けることを「デッドクロス」といい、トレンド転換の指標として扱われます。


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ボリンジャーバンド



 ボリンジャーバンドとは、中央の移動平均線と、その上下に値動きの幅を示す線を加えた指標のことをいいます。1980年ころに、ジョン・ボリンジャー氏が考案した指標で、「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。
 中央の移動平均線には、25本移動平均線を用いるのが最も一般的です。中央の移動平均線から一番近い上下の線を一次標準偏差(+1σ、−1σ)といい、この範囲内でマーケット価格が動く確率が約68.3パーセントとされています。
 二番目の上下の線を二次標準偏差(+2σ、−2σ)といい、この範囲内でマーケット価格が動く確率が約95.5パーセントとされています。
 三番目の上下の線を三次標準偏差(+3σ、−3σ)といい、この範囲内でマーケット価格が動く確率が約99.7パーセントとされています。


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ボリンジャーバンドで現在位置を把握する



 ボリンジャーバンドで、マーケットの現在位置を把握します。+2σを超えたら天井圏、−2σを下回ったら底値圏です。ただし、後で解説するバンドの拡張が行われ、バンドウォークが行われている際は、強いトレンドが発生している最中ということになります。


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 ボリンジャーバンドは、拡張(エクスパンション)と収縮(スクイーズ)を繰り返します。トレンドが発生し、値動きが大きくなるときには、バンドが拡張していきます。トレンドが終了し、値動きが小さくなるとバンドは収縮していきます。


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バンドウォーク



 バンドの拡張が起きると同時に、マーケット価格がバントとともに上昇または下落する状態を「バンドウォーク」といいます。非常に強いトレンドが発生しているサインになりますので、天井圏にあるから、底値圏にあるからといって、安易な逆張り投資には注意が必要です。


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RSI



 「RSI」はRelative Strength Indexの略で、日本語では「相対力指数」と呼ばれています。米国のテクニカルアナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されました。
 一定期間の終値の値上がりと値下がりの幅で計算され、上昇した値幅がどのくらいかということを0から100の範囲の数値で表されます。期間は幾つでも設定可能ですが、9または14がよく用いられます。
 RSIが25〜20を下回ると底値圏、70〜80を上回ると天井圏として判断されます。


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ダイバージェンス



 RSIではマーケット価格とRSIが反対方向に動く現象があります。これを「ダイバージェンス」(「逆行現象」)といいます。
 このダイバージェンスが、底値圏の20〜25%以下や、天井圏の70〜80パーセント以上」で現れると、トレンドの反転サインとなるとされています。


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一目均衡表



 「一目均衡表は」、一目山人(本名細田悟一)氏が考案し、時間論・波動論・値幅観測論・型譜・スパンなどからなる総合的な分析手法です。
 転換線・基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行線の5つの線を用いて分析が行われます。


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雲抜け



 「一目均衡表」で最も重視されるのが雲の上抜け、下抜けサインです。一般的には「一目均衡表」といえば、この雲抜けのことしか語られないといって過言ではありません。マーケット価格が「雲」を上抜けている状態は強気、下抜けている状態は弱気、雲の中にある状態は様子圏と判断されます。


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好転と逆転



 転換線が基準線を下から上抜けることを「好転」(買いサイン)、転換線が基準線を上から下抜けることを「逆転」(売りサイン)と呼びます。考え方は移動平均線のゴールデンクロスとデットクロスと同じです。また、転換線や基準線の方向でトレンド方向を判断するところも、移動平均線の見方と同じです。


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遅行線とのクロス



 マーケット価格が遅行線を上抜けたら買いサイン、下抜けたら売りサインとなります。


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三役好転・三役逆転



 転換線と基準線のデッドクロス、マーケット価格の雲の上抜け、マーケット価格の遅行線の上抜けの3つの条件をすべて満たす状態を「三役好転」と呼び、特に強い買いサンイとされています。
 「三役好転」の逆の状態を「三役逆転」と呼び、特に強い売りサインとされています。


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